よろずでご⽀援させていただいた新安⽐温泉静流閣さんが岩⼿⽇報(R4.4.21)に紹介されました。

新安⽐温泉静流閣の橋本⼥将はコロナ禍で落ち込んだ旅館と地域経済を活性化させるために、東京の企業で活躍されていたご子息の駿さんに相談したところ、駿さんは家業を支えるため帰郷を決意。専務として新たな歩みを進める中で、女将とも協議し、館内をリニューアルしてワーケーション事業に乗り出すことを計画。事業の進め方について、よろず⽀援拠点に相談に来訪されました。宿泊施設の運営に詳しい担当の渡邊コーディネーターは、さっそく事業開始までの課題や留意点を整理。すると、すでに全国の多くの旅館やホテルがワーケーション事業に参入しており、従来型のワーケーションでは首都圏からの距離が遠いなど競争力に課題があることがわかりました。そこで、競合との差別化戦略を構築するため、マーケティング担当として佐藤コーディネーターも参加。相談者と協議を重ねた結果、「⾃然豊かな場所でリフレッシュしながら仕事ができる」という従来型のワーケーション機能に、旅館が利⽤者と地元企業をつなげることで新たなビジネスチャンスが生まれる仕組みをプラスした「ビジネス創出型ワーケーション」というコンセプトに辿り着きました。そして、新事業を周知するためのキーワードの開発、利用案内ツールの開発、メディアへのPR戦略などについて、何度も打合せを行ないながら事業開始に向けての準備をしていきました。

記者発表&ワーケーションスペースのオープンの⽇には、⼗数社の報道機関に取材に来ていただき、新聞記事やテレビ番組に多く取り上げていただきました。
現在、改修前の稼働率を超える集客に繋がっているとのことですが、さらなる成果につなげるため、引き続き支援を継続していこうと思います。

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