徹底的に商品と向き合い、新たな価値設定で売上190%アップ!!全国区の商品に!!
相談のきっかけ
昔懐かしいポン菓子シリアルの可能性を追求したい
流通勤務後、地域おこし協力隊を経て起業。地元栽培米を使用し、昔懐かしいポン菓子製造機で玄米シリアルを製造販売。また、地元特産「みちのく清流鶏」を使用したから揚げの移動販売もしている。住田町の農産物に焦点を絞り、高付加価値となる商品開発・販売を手掛けている。
地元生産の無農薬米・黒米・赤米などを、昔懐かしいポン菓子製造機で膨らませ「玄米シリアル」として製造。大袋に入れ、産直や道の駅で販売していたが、さほど売れていなかった。相談者は、流通での勤務経験は有るものの、実際の流通の裏側の知識は乏しかった。
課題整理・分析
飽和状態のシリアル市場で注目される新たな価値とは?
ポン菓子製造機で膨らませたものを「玄米シリアル」として販売しても、他社商品との違いはわからない。今や簡単に手に入る様々なシリアルと比べて、どう違うのか?この商品を選べば何が良いのか?商品の価値は、ほとんど伝えられていなかった。自社の取り組み・商品の価値・ターゲット・販路・販促方法・広報活動…などなど、イチから見直す必要が有った。
解決策の提案と実施
徹底的に価値を伝える取り組みを強化!!
月に一回よろずに通い、徹底的にイチから商品を見直す作業が始まった。
相談者の取り組みは、出来る事から始めた印象が有ったが、ヒアリングしていくと「住田町の農産物に焦点を絞り、高付加価値となる商品開発・販売を手掛けている」と整理。シリアルに関しては、住田町産玄米使用(安全担保)・味付け無し(だからこその使い方が出来る)・時間の掛かる玄米炊飯が不要(お米の栄養素が丸ごと簡単に摂取可能)…など、一般的なシリアルとの明確な違いを再確認。他社商品には出来ない、日本人の食生活・朝昼晩すべてに登場させることが可能である。この価値を示す言葉として『Japan Cereal』日本人には日本人のシリアルが必要だ。をご提案。商品名も『Japan Cereal』とした。ポン菓子を身近に感じることが出来る地元をターゲットにせず、健康や食生活に気を配る首都圏の女性をターゲットとした。この事から、商品もキッチンに出しっ放しでも映える、クリアなボトル入りに改良。種類を組み合わせたギフト展開もご提案。販路拡大に必要となるレシピ集作成をご提案。生活シーンを切り取る撮影方法を具体的に指導。さらに、営業のコミュニケーションスピードがアップするよう、営業ツール作成を指導。商談会・販売会への出展をご提案。出展時の設え・展開方法も具体的に指導した。
支援の成果
価値を正しく発信し、全国区企業との取引獲得!!
しっかり価値を伝える事で、今まで全く見向きもされなかった売り場獲得。
東京のアンテナショップで販売開始。自社サイトの他、有名通販サイト数社でも取り扱い開始。コロナ禍に開催されたスーパーマーケットトレードショーに参加した事で、有名雑誌での紹介多数。全国区の企業20数社との商談獲得。
前年比190%の売上アップに至った。
◎相談者の声
商品の価値をお客様やバイヤー達へ伝えることの重要性、具体的な販売手法を懇切丁寧にご指導して頂きました。右も左も分からない素人同様経営者の私には、目から鱗のアドバイスばかりでした。その結果、売上前年比が 190%に達しました。今後も会社経営に大いに活かされる、貴重な学びを得られたことに感謝申し上げます。
◎岩手よろず支援のポイント
とても前向きな相談者。指導した内容をすぐさま反映し制作していくスピード感が有った。COも、確認して欲しいと送られて来たメールには、即時回答するスピード感で進める事を心掛けた。起業したてである事から、制作物は、極力お金を掛けず効果が期待出来る方法を選択し、無理なく取り組めるよう配慮した
担当コーディネーター:久保田 まゆみCO
合同会社HUB
◎代表者名/菊池 顕
◎住所/岩手県気仙郡住田町下有住字中上71番地6
◎電話番号/070-3526-1814
◎HPアドレス/https://hubhub.thebase.in/