地元客向けの「小規模宴会の提案」を、チラシに落とし込み営業活動で、過去最高の宴会売上に

相談のきっかけ

宿泊業未経験の息子さんが、一人で四苦八苦
相談者様は岩手県釜石市の小規模旅館(和風ビジネス・全9室・風呂1か所・宴会場1・食事会場1)を経営。釜石港で獲れた魚介類を中心に、手作りの料理を提供している。
震災前はビジネス客、震災直後もビジネス客(工事関係)の利用があり、売上も安定していたが、震災工事も落ち着き、コロナ禍になり集客がパタッと止まった。和室を改装して宴会場を作ったが、宴会客も少ない状態。ネット集客もノウハウが無かったので、注力出来ていない現状から、アドバイスを求めてよろず支援拠点を訪れた。

課題整理・分析

再建の方向性を確認、具体的な目標設定とアクションプラン提案
旅館再建の為には、息子さん自身で今後の再建コンセプト、旅館の方向性を考える必要があったが、日々の業務が忙しく考える時間が無かった。そのため、よろずの相談時間を使って方向性を協議した。ありたい姿は、息子さんの奥様を旅館に迎えて手伝って貰える様に、奥様の人件費分が出る位の、営業利益獲得。具体的には、月間売上目標は「宿泊:150万円」「宴会:50万円」「その他:10万円」(現状は、目標売上の1/2ほど)。課題は ①「宴会部門」の売上アップ(件数)の為の、販売促進 ②「宿泊部門」稼働率アップの為の、ネット販促 ③「宿泊部門」客単価アップの為の、満足度アップ、料金調整と設定した。

解決策の提案と実施

「やった事が無い」→「一緒にやってみせる」で、着実に施策実行
◆「宴会部門」の売上アップ(件数)の為の、販売促進
① 宴会のチラシを作った事が無い、「多田旅館で宴会出来るの?」といわれる位、認知度不足だった為、チラシを作って営業活動する事に
② 宴会チラシは、Canvaで案を一緒に作って提案
③ 地元の企業にお知らせする為に、企業リストを作成(息子さん)
④ 企業リストにDM送付・電話掛け、訪問営業を実行

◆「宿泊部門」稼働率アップの為の、ネット販促
① じゃらんしか露出していなかった為、楽天の契約も勧める
② じゃらん・楽天のページ作りについてアドバイス
③ 他宿との差別化を図る為に、料理プランの整理

◆「宿泊部門」客単価アップの為の、満足度アップ、料金調整
① クチコミ点数を上げる為に、先ずは投稿をお客様に促すため名刺の裏に、QRコードを印刷して、感触が良いお客様に配布
② 料金調整の方法をお伝えし、先ずは繁忙日に単価を上げる事を実行

支援の成果

宴会の売上が現状の3倍と、過去最高の額(月間70万円)
◆「宴会部門」の売上アップ(件数)の為の、販売促進
成果:地域の宴会キャンペーン等も背中を押し、宴会の売上が月間70万円に
今後:定期的にニーズに合わせたチラシを作成し、地元企業やターゲットの目につくように、営業活動・販促活動を行う

◆「宿泊部門」稼働率アップの為の、ネット販促
成果:じゃらん以外でも、楽天トラベルにも登録完了。プラン販売開始。宿泊売上は目標には届いて無いが、当初の120%程に。
今後:地域の人気順位を5番目前後に表示されるように引続き注力※現在は、2ページ目の40番目位

◎相談者の声

・どんどんありたい姿に近づいていってるので、あとは実行するだけ!
・今までモヤモヤしていた頭の中が、渡邊さんとの打合せの後にはスッキリ晴れて、明確にやる事が分かるので助かっている。
・お客様の満足度アップの為に、引き続き接客対応に注力しつつ、営業活動(直接・ネット)に時間を使える様、効率よく仕事したい。

◎岩手よろず支援のポイント

・やった事が無く、異業種からの転職だった為、先ずは宿泊施設の収益化や他宿の事例なども具体的に説明して、良いイメージを与える
・やって下さい。だけだと出来ないと判断した為、よろずの時間内で、一緒に手を動かしながら、チラシ等の成果物を作成する事を心がけた

担当コーディネーター渡邊 陽介CO

多田旅館
◎代表者名/多田 知貴
◎住所/岩手県釜石市大町3丁目5-15
◎電話番号/0193-22-3576
◎HPアドレス/https://tadaryokan.jp/