提供価値をキーワード化、
車両にマーキングして売上UP!

「軽トラックによる冷蔵冷凍専門」の運送会社として、業界では希少な強みを持ちながら、売上は伸び悩み。企業の価値を瞬時に伝える提案によって、認知度の向上と売上アップを実現しました。

相談のきっかけ

競争が熾烈な運送業界で生き残る道を模索
相談者は希少な「軽トラックによる冷蔵冷凍専門の運送」を強みに、小規模ながらも比較的好調に事業を展開。しかし、運送業界の熾烈な価格競争や経費高など、継続的な利益確保が難しい状況を見るにつけ、今後の生き残りに不安を感じていました。

課題整理・分析

強みを上手くPRできず、売上は伸び悩み
相談者が行っている輸送形態は、競合が少ないため高い料金設定での受注が可能な上、難しいオーダーにも応えられる連絡体制や車両対応力が整備されていました。それにも関わらず新規受注が伸び悩んでいるのは、相談者の提供する価値が“ほぼ知られていない”ことが要因でした。

解決策の提案と実施

提供価値を伝えるキーワードを開発し、 トラックを「走る広告塔」としてフル活用
「軽トラックによる冷蔵冷凍専門輸送」と「時間、場所、温度へのきめ細かい臨機応変な対応力」には希少価値があります。これを広く周知するために「価値の言語化・視覚化」「安価に多くの潜在顧客への発信」をコンセプトに、支援をスタート。提供価値を瞬時に伝えることが最も重要と考え、『ぴったりクール便』というブランド名を考案し、ロゴデザインも制作。さらに自社車両をメディアとして捉えるようにアドバイスを行いました。

これを受けて相談者は、全車両にブランドロゴをマーキングし、DMもHPもリニューアル。ロゴ入り缶バッジを制服に付けたり、社屋の看板や名刺にもブランドロゴを採り入れました。

支援の成果

問い合わせ急増、月商売上は117%に拡大!
自社の提供価値をロゴ化したことで、問い合わせ件数は約10倍に増加し、HPの閲覧数も大幅にアップ。大口取引のオファーもあり、約3ヶ月で月商ベースでの売上は支援前比で117%拡大しました。また、ブランド名での問い合わせも増えており、認知度も飛躍的に向上しています。

◎相談者の声

私たちの提供価値を瞬時に的確に伝えられる「ぴったりクール便」というブランド名と、トラックにマーキングする提案には感動しました。経営相談にかけるお金もない零細企業経営者にとって、よろず支援拠点は親身に相談に乗ってくれる心強いパートナーです。

◎岩手よろず支援のポイント

高い価値を持っていても、それを伝えられなければ存在しないことと一緒です。「価値をわかりやすく瞬時に多くの人に伝える」ことが重要と考えて提案しましたが、これをわずか1〜2週間で具現化した相談者のスピードと実行力も成功の大きな要因でした。

担当コーディネーター佐藤 和也CO

エスカーゴサービス低温配送合同会社
◎代表者名/山内章示
◎住所/岩手県盛岡市緑が丘2丁目9-13 ◎電話番号/019-662-9478